B組 スウェーデン2-2イングランド

garth2006-06-21

 嗚呼、オーウェン……
「風のように舞ってこい!」とグラウンドに送り出され、あのアルゼンチン戦の忘れがたいゴールを決めたのがほんの八年前。年齢的には次も可能なくらいだけど、スピード系FWだけに、正直難しいだろう。オーウェンベッカム時代の掉尾を飾るはずの今度のワールドカップで栄光を掴むはずだったのに……
 すべてレアル・マドリー移籍から歯車が狂ったような気がする。レアルの呪いですよ。

しかし、こうなると本気でFWが足りない。エリクソン、無理にでもウォルコットを使ってみるべきだったと思うがなあ。いや、この際あれか。わざと隠しておいて……

「くそっ…オレのせいでイングランドがこんな危機に…」
 そこでオーウェンの肩に手を置く男が
「マイケル、わたしにまかせておけ」
「あ、あなたは…」

「さあ、ついにウォルコットの登場です!あ、今入った情報によりますと、ウォルコットは練習中の怪我により、顔面にプロテクターをつけてプレイする模様です。今クラウチに替わってピッチに入ってきます!」
「いや、あれプロテクターっていうよりマスクだろう。ていうかあの体格、どう見ても17歳の少年じゃないんですけど。あのがっしりした肩幅、あれシア……あyつしゃ;」
「解説のリネカーさんが熱射病で倒れた模様です。さあベッカムクロスをあげた。そこにFW飛び込んだ! ヘッドで決めたーーー得意の片手を突き上げるポーズで走る!」