東京V1-4愛媛FC@国立霞ヶ丘

ふと思い立ったんでぶらりと観戦に。ちなみに愛媛の試合を見るのははじめて。広島ユースの選手が何人かレンタルで入ってチームが締まった、という以上のことは知らない。だが、驚いたのはヴェルディの方だった。開始二分で平本が超J2級のミドルシュートを…

FC東京2-4鹿島@松本

(テレビ観戦) せっかくJ1が再開したのに、水曜日はあまりに酷い試合だったんでテレビをぷっつり消してそのままになっていた。 前半ロスタイムに同点にして、後半開始直後に勝ち越したところまでは実に鹿島らしい見事なゲーム運びだったんだけど、そのあ…

決勝戦 イタリア1(PK5-3)1フランス

ジダンの勢いよく、決然たるヘッドバットは何かを振り切ろうとするかのように見えた。いったい何を振り捨てようとしたんだろう? フランス国民の期待?「時代を背負う天才」としての重圧? あれは自殺だった。たぶんジダンは誰かに殺して欲しかったのだ。 本…

ヒデ引退

もったいないなあ…いや、ヒデがそういう考え方をしない人間だってことはわかっている。でも引退する前に一年でも二年でもJリーグでプレイしてほしかった。Jリーグにはヒデと同じグラウンドでプレイしたことのない選手がたくさんいる。同じ場所でプレイでき…

準決勝 ドイツ0-2イタリア

ぼくが今大会の技術レポートを書くとすれば、運動量あるCMF(ボランチ)の重要性ということだろう。フランスのヴィエラとマケレレ、イタリアのガットゥーゾ、ドイツのフリングス。守備専の選手の重要性があらためて確認された大会だった。例によって戦術…

準々決勝 ブラジル0-1フランス

ヴィエラとマケレレの試合。ロナウジーニョやカカーのプレイスピードを落として、すばやく戻ってDFと挟みこんでプレイさせないというお手本のようなプレイを見せてくれた。下手に攻め勝つ、みたいな意識がなかったのが幸いしたのかもしれない。それにパレ…

準々決勝 ドイツ1(4PK2)1アルゼンチン

延長に入って負傷だったのか疲れたのかわからないが、まったく走れなくなったバラックがグラウンドの外で治療を受けて、あと数分だからそのままでも守りきれただろうと思うんだが、もう一度戻ってきた姿を見て、骨折した手を首から吊りながらプレイしていた…

スペイン1-3フランス

鈍重なフランスが重たく勝利した。要するに早い攻めさえさせなければいいんだろ、とばかりに中盤で相手のスピードを落とし、重たいセンターバックが引いてがっしり守る。スペインにスピード系のFWがいないことがここまで効いてくるとは。さて、ではこの守…

ポルトガル1-0オランダ

両チームとも、相手のストロングポイントを殺すための戦術をしっかり練ってきた。ポルトガルはロッベンに突破されないように、右サイドは深く引き、必ずボランチも戻ってきて二人で挟み込むように徹底した。これはほぼ成功して、ロッベンは試合のあいだじゅ…

トーナメント一回戦 ドイツ2-0スウェーデン

クローゼのワンマンショー。 ともかく体の使い方が素晴らしい。するっとDFの前に体を入れて、でかい体で相手の動きを封じてしまうのだ。そんなに足が速いわけでもないと思うのだが、一歩目が早いのと大股なおかげか?こぼれ球への反応も抜群にいい。ヘッドも…

雑感

朝日の記事より 中村俊輔は「やはり何人も海外に出ないと。DFの間合いとか、高さとかが全然違う」 いや…今回の大会でチームの中心となることが期待されつつ、衆目の一致するところ、いちばん戦えなかった人にそれを言われても…今頃そんなことを言ってるよ…

F組 日本1-4ブラジル

中田が泣いていた。珍しいものを見た。今回のW杯でいちばん新鮮な驚きを得たのはそのことだった。中田が本気で戦い、本気で怒り、本気で絶望している。決してそんな場面は見せない男だったのに。何に対して泣いてたんだろう。自分の不甲斐なさかな? だった…

B組 スウェーデン2-2イングランド

嗚呼、オーウェン…… 「風のように舞ってこい!」とグラウンドに送り出され、あのアルゼンチン戦の忘れがたいゴールを決めたのがほんの八年前。年齢的には次も可能なくらいだけど、スピード系FWだけに、正直難しいだろう。オーウェン&ベッカム時代の掉尾を…

日本0-0クロアチア

中田は意志の力で肉体をコントロールしようとする。今日ほどそれを強烈に見せてくれた日はなかった。もうバテバテで、キックのコントロールもままならないのに、それでもただ一人守備に走りまわれるのは何故なんだろう? サッカー選手としての才能がずば抜け…

イタリア1-1アメリカ

赤い審判服の主審が赤紙を出しまくったせいで滅茶苦茶な試合になってしまったが、冒頭、アメリカがトッティを完全マークしてイタリアに試合を作らせなかったところは見事だった。指示にしたがう徹底ぶりはさすがアメリカだ。だがそれを徹底するあまりにピル…

E組 チェコ0-2ガーナ

ガーナの見事な試合運びに感服した。早いチェックで中盤を制圧し、ほとんどチェコにゲームを作らせなかった。コレルがいないので前線にボールがおさまらず、こぼれ球はすべて豊富な運動量で拾われる(アサモア・ギャンの運動量は凄かった)。ネドヴェド一人…

スウェーデン1-0パラグァイ

スウェーデンの攻めはすごくはっきりしていて、イブラヒモヴィッチとラーションがポストで落としたボールをカールストロムとヴィルヘルムソンがミドルシュート。解説の人が「今大会はミドルシュートが多いですね」と言ってたけど、たしかにそういう気がする…

A組 ドイツ1-0ポーランド

ゴール前でフリーだったクローゼがヘッドを明後日の方に飛ばし、GKと一対一だったポドルスキーがシュートを枠外にはずし、攻めに攻めたドイツがシュート・ミスを連発して、後半に入って退場者まで出て、クローゼが打ったシュートがバーに当たって跳ね返っ…

H組 スペイン4-0ウクライナ

これで一通り見たことになる。スペインはほぼ文句ない出来だったが、グループリーグで調子がいいのはいつものことのような気がする。でもビージャやシャビの切れっぷりを見ていると、今回は違うのかもしれない。 いずれにしても、問題はグループリーグではな…

D組 アンゴラ0-1ポルトガル

フィーゴのプレイが軽かった。まるで全盛期に戻ったかのように早かった。レアル・マドリーの呪いから解かれ、重しがはずれて体が軽くなったみたいに躍動していた。2002年のときには、レアル・マドリーの選手はみんな見るからに疲れ切っていて、これは駄目だ…

C組 アルゼンチン2-1コートジボワール

コートジボワールはすごくうまかった。テクニックだけならアルゼンチンより上ではないかと思われるくらい。でも、ボールを離すべきところで突っ込んでいってしまうアフリカン・サッカーは健在だった。後半になってそのリズムはアルゼンチンも巻き込んで、す…

B組 イングランド1-0パラグァイ

ベッカムが目立った試合だった。もともと献身的な選手なんだけど、入れ込み方が凄かった。ジェラード、ランパードの中盤守備がいまひとつだった分、ベッカムの本気っぷりが伝わってきた。ベッカムって、どう考えてもハンサム過ぎて損している。あのするっと…

開幕戦 ドイツ4-2コスタリカ

実はドイツ、なかなか選手は揃ってるんだよね。ちょっと若すぎるんだけど、南アフリカ大会では悪くないチームになると思う。 問題はやっぱり「若すぎる」ところにあって、今日の試合だとクローゼの二点目で3-1になったあと、コスタリカが完全にやる気を失っ…

新潟2-2鹿島@新潟スタジアム(テレビ観戦)

選手の本当の力は、いかに決定的な場面で決定的な仕事をできるかで計られる。決定的な場面が回ってくるかどうかということまで含めて、選手の力ということだ。そういう話になると思い出すのが清水と磐田のチャンピオンシップの一場面である(今調べたら1999…

You’ll never walk alone

リヴァプールCL決勝進出。オーウェンはどんな気持ちでテレビを見ていたのだろうか。 ところでリヴァプールと言えばYou'll never walk alone When you walk through a storm hold your head up high And don't be afraid of the dark. At the end of a storm …

たとえ敗れようとも

鹿島2(2-0)0FC東京@味の素スタジアムアレックス・ミネイロとフェルナンド、野沢が負傷欠場の鹿島はコオロキ、増田とユース世代が二人もメンバーに入るかなりしんどいメンバー構成。しかし、それ以上にヤバかったのはFC東京の前線。まったく怖さがなく、…