新潟2-2鹿島@新潟スタジアム(テレビ観戦)

選手の本当の力は、いかに決定的な場面で決定的な仕事をできるかで計られる。決定的な場面が回ってくるかどうかということまで含めて、選手の力ということだ。

そういう話になると思い出すのが清水と磐田のチャンピオンシップの一場面である(今調べたら1999年のことだった)。第一戦、磐田が勝って迎えた清水ホームの第二戦、磐田が先制し、直後にアレックスが退場になってもはや絶体絶命である。そこでFKのチャンスを得た澤登がものすごい集中力を見せてキックをねじ込んだのだ。スタジアム中の祈りを背負ったかのような強烈なキックだった。スタジアムの祈りを背負える選手こそがスターなのである。

中村俊輔がもうひとつ信用できないというのはどうもそういうギリギリのところで決める場面を見た記憶がないからである。

で、今日なんだけど、新潟2-1鹿島で迎えたフリーキック、小笠原は絶対に決めるだろうと思ったよ。