準々決勝 ブラジル0-1フランス
ヴィエラとマケレレの試合。ロナウジーニョやカカーのプレイスピードを落として、すばやく戻ってDFと挟みこんでプレイさせないというお手本のようなプレイを見せてくれた。下手に攻め勝つ、みたいな意識がなかったのが幸いしたのかもしれない。それにパレイラがロビーニョをギリギリまで出してこなかったのもラッキーだったね。
一方ブラジルの側から敗因を見れば、カフーを引っ張りすぎた。これに尽きる。カフーもロベカルもよく走ってはいたけれど、あきらかに全盛期のスピードはなくなっている。最初から思っていたとおりの欠点が最後の最後に出てしまったが、そもそもカフーがアンタッチャブルな存在になった時点で命運は尽きていたのかもしれない。セットプレーの守備が酷かったんで、あれでは失点はやむなし。
イングランドはベッカムを下げたのが…ルーニーが退場したのは結果論だけど、もうその後は点を取るチャンスはなくなっちゃったからなあ。選手選考の問題と負傷とが重なったわけだが、それにしてもイングランドは層が薄すぎた。敗退もやむをえまい。